2022/10/3(月) 基礎から学ぶReact/React Hooks実践入門 Chapter1-1~5

インクリメント演算子とデクリメント演算子

インクリメント演算子は、値を1加算し、デクリメント演算子は、1減算します。 - 前置の場合は、加算・減算後の値を返すのに対し、後置の場合は、計算する前の値が返ります。

演算子 演算子 説明
++EX1 インクリメント(前置) EX1の値に+1する
- -EX1 デクリメント(前置) EX1の値に-1する
EX1++ インクリメント(後置) EX1の値に+1する
EX1- - デクリメント(後置) EX1の値に-1する

比較演算子

比較演算子は、左オペランドと右オペランドの大きさを比較し、その結果について真偽値(true/false)で返す演算子です。

厳密等価演算子(===)と厳密不等価演算子(! ==)について

厳密等価演算子厳密不等価演算子は、どちらも2つのオペランド型と値を比較します。厳密等価演算子は、2つのオペランドの値が合っていても型が合わない場合は、trueが返りません。

3 === 3 //=> true
3 === "3" //=> false

しかし、等価演算子(==)を使うと、型が異なる場合でも同じ値であれば、自動的に暗黙の型変換が行われ、以下のように文字列の3と数値の3は同じとみなされてしまいます。

3 == 3 //=> true
3 == "3" //=> true

厳密等価演算子厳密不等価演算子を使うメリットは、暗黙的な型変換を防ぎ、型の安全性を保証してくれるという部分です。

等価演算子(==)を利用するケース

nullまたは、undefined」を一度に判定したい場合は、例外的に等価演算子(==)が使われます。これは、厳密等価演算子がnullとundefinedを比較するとfalseと評価されるのに対し、等価演算子と使うとtrueと評価されるからです。

null === undefined //=> false
null == undefined //=> true
  • 厳密等価演算子を使って、「nullまたは、undefined」を判定する場合は、2回演算子を使った判定を行う必要があります。

参考

基礎から学ぶ React/React Hooks